スペーサーラインシステムのスペーサーPEとメインPEの結束を詳細説明

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ショアジギング

こんにちは。TAKASEAです。

最近、釣り友達のATBさんとLINEのやり取りで、ショアジギングの時に風や波にラインが流されてやり難いという話が出ました。そもそも風や波が強すぎる時にも釣行してるというのもあるとは思いますが、相対的に考えてラインを細くすれば今よりはやりやすくなりますよ。って話をしました。

その流れでスペーサーラインシステムの話も出たんですが、やってみたいとのことだったので説明ついでに、他にもそういう方がいるかもしれないと思い、ブログに書くことにしました。

というわけで今回は、私が普段ショアジギングをする際に使用しているスペーサーラインシステムの核心部である、スペーサーPEとメインPEの結束方法について詳細に説明していきたいと思います。

過去記事でも紹介してはいますが、現在は改良していて当時とは結束方法が微妙に変わっているもので…。(私のブログ内を「スペーサーラインシステム」で検索していただくといくつか出てきますのでよかったら見てください。)

私が組んでいるシステムとメリット、デメリットを簡単におさらい

まずは私が組んでいるシステムです。

リーダー50lb+リーダー30lb+スペーサーPE2.5号+メインPE0.8号

こんな感じになります。先糸のリーダー50lbは大型や牙物が混じりそうなら対策として付けてます。

因みに、このラインシステムで65cmのワラサをヘッドランドで獲ることができました。

メリットは

  • PE1.5号と比較して、飛距離が20%程度は伸びる。
  • スペーサーラインとの切り替わりで明確にジグまでの距離が把握でき、それにより足元での根掛かりを大幅に減らせる。
  • メインラインが細くなることで、風や波の影響を受けにくくなる。
  • 魚が足元まで寄ってスペーサーPEまでリールに巻き込めれば、スペーサーPEは太いため、手でスプールを抑えてドラグをとめるなど多少強引にファイトできる。

デメリットは

  • ドラグ設定をメインラインに合わせる必要がある。(弱めになってしまう)
  • 遠投先に根掛かるポイントがあるときは、メインラインで切れてしまうことがあるためポイント次第では使いにくい。
  • スペーサーPEまで失うと、ノットを2か所組むことになるため復帰に時間がかかる。
  • リーダーの太さやロッドに合わせたスペーサーの太さなどのセッティングが決まらないと、ガイド絡みなどライントラブルが頻発する。(1度セッティングが決まれば、状況にもよるがほとんど発生しない)

上記のラインシステムで私のロッドだと、このようなメリットとデメリットを感じています。

鹿島灘で釣行している中では私はメリットの方が大きいと感じることが多いため、使い続けています。

ちなみにリーダーとスペーサーPEはFGノットで組んでいます。もしかしたら、ココ(もしくはもっとジグに近いところ)の強度をもっと落とせば、根掛かり時にスペーサーまで失わずに済むかもしれません。リーダー30lbだけだとジグの結束で切れてくれる事が多いですが。(今後の課題ですかね。)

スペーサーPEとメインPEの結束

スペーサーPEとメインPEの結束に、私が使っているのは変形PRノットです。ここに至る迄には3回変化しました。

最初は、通常の行きも戻りもギチッと巻き付けるPRノットでしたが、失敗するとメインラインが細い為か、強力が落ちてしまうことがあって改良しました。

2番目は先端方向への行きの巻き付けが緩いものになって戻りがギチッと巻き付けるものでした。これは割と失敗も少なかったです。

3番目は2番目のノットを組んでいるときに、行きから戻りに切り替わるところでラインが弛んでしまったのでメインを引いて弛みをとったところ、行き側の巻き付けが直線になってしまいました。ですが!それで全く問題なかったし、何なら組みミスで強力が落ちてしまうことも殆どなくなったので今はこれになっています。

メインラインを折り返して100回巻きつけて、補強でハーフヒッチをスペーサーPEとメインPEに10回以上、保険のためスペーサーPEを団子結びしてそこまでハーフヒッチを入れて、仕上げに糸抜けをよくするためにメインPEだけにハーフヒッチを10~30回くらいお好みで入れてエンディングノットで完成です。

文章で書くとこんな感じですが、文章だけだと分かり難いと思いますので各パートに分けて写真で解説していきます。

実際のPEラインだと分かり難いので、紐で説明を入れます。緑色がスペーサーPE2.5号で白がメインPE0.8号だと思ってください。

準備するもの

・PRノッター(ボビンワインダー)

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若しくは

・ナス型オモリ3号程度とハリス留めで自作したノッター等。ただし、これを使う場合は、万が一 外れて飛んだ時の事を考えて回転の延長上に顔がこない様にしたり、周囲にも人やガラスなどが無いところなど、注意が必要です。

PRノッターがあるとかなり組みやすいと思いますし、安全だと思います。思います、というのも私は以前見たYouTubeを参考にナス型オモリとハリス留めでノッター代わりにしていて既製品を使った事が無いんですよね。構造的に既製品の方が確実にやりやすいと想像してます。

何にしてもメインPEの先につけるオモリになって、使い易ければなんでもいいと思います。安全面で気をつけて頂ければ…。

変形PRノットの詳細

私のやり方なので、自作ノッターを使う事を前提に説明していきます。

1.メインPEを折り返してスペーサーPEに100回巻き付ける。

1-1.まずは、メインPEの端に大きめの団子結びを作ります。これはハリス留めに引っ掛ける抜け防止の為です。自作ノッターを回転させた時に外れると危険なので抜けない様に注意して下さい。

1-2.スペーサーPEを左腕に、メインPEを右腕に2周ずつ巻きつけ、40cm程メインPEを垂らします。垂らしの長さはラインの太さや巻きつけ回数などにより調整して下さい。また、長過ぎると回転させる時に難しくなります。左右の腕に巻き付けるのは回転させたオモリが引っ掛かって絡むのを防ぐ為です。距離が近いと糸に引っ掛かりやすくなるので極力離せる様にした方がいいです。

1-3.左右に強く引きながら、オモリを回転させ10〜15回巻きつけたら一度止めます。メインPEを矢印方向に引いて、赤マルで囲んである始まりの所のあまりの輪っかを無くします。(撮影の都合上5回しか巻いてませんが…。笑)

1-4.上の写真の様になったら残りの回数、90〜85回巻きつけます。この時も左右に強く引きながらです。そして、ハーフヒッチを1回して、巻きつけ部全体を湿らせて、メインPEを矢印方向に引き締め込みます。

2.ハーフヒッチを10回して、スペーサーPEを団子結びする。さらに団子結びのところまでハーフヒッチをする。(写真は紐で表現している都合でハーフヒッチの回数も少ないです。)

3.糸抜けを良くするために、メインPEのみにハーフヒッチを10〜30回(好きな回数)行い、エンディングノット。スペーサーの余り、メインPEの端糸をカットして終了。最後にノットをもう一度締め込んで強力がでているか確認して下さい。

手順にすると以上になります。

ハーフヒッチをする際にノットアシスト2.0とか使うと便利です。

まとめ

手順にすると意外と少なく慣れれば現地でも組めますが、事前に家で組んで行った方が楽です。私はそうしてます。

ATBさんが、釣りがし難いと言っていた状況は、私も一緒に釣行したことがあるので大体どんな状況が想像つきまして、メインPEが細くなってもやり難いと思います。でもPEラインが細くなる事で格段に操作しやすくなるとは思いました。

ここまで書いて、そういえばPRノットをそもそも知らないという人のために動画を探したらビックリしました!「ジギング魂」で、既にこの改良版PRノットの紹介をしているじゃないですか…。かなり衝撃を受けました…。

えっ!往復しない方がいい!?目からウロコ!中村豪さんの「往復なしPRノット」の結び方 | ジギング魂
おはようございます、しょうへいです。やっぱり最強では!?と言われるのはPRノット・ボビンノットではないでしょうか。道具が必要でPEラインも長く必要ですが、やはり抜群に強度が安定して強いです。しかし、なかなかうまく結べないという方もいらっしゃるようで、よく相談を受けます。本日は「そうだったのか!」と衝撃を受けたPRノット...

リンクを貼らせて頂きますね。

記事としては、スペーサーラインとしてではなく、通常のリーダーを組む時のノットとしての紹介ですけどね。

毎度、思う事ながら、コレは凄い仕掛けだ!とか、凄いノットだ!とか、考えても既に製品化されていたり、ノットには名前が付いていたりと、先人達の偉大さを痛感させられますね。苦笑

今回も最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。いつか、新発見をしたいものです。

ではでは、また。

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