こんにちは。TAKASEAです。
今回はロッドのスペックの中でも表記されていたり、いなかったりと、あまり重要視されていないと感じる数値…、ロッド重量についてです。
なんでロッド重量が気になる様になったのか
きっかけは同じ日に手に入れた7フィート6インチの2本の中古ライトゲームロッドです。
上記の中古ロッドについての記事で少し触れましたが、ダイワの月下美人76L-TとメジャークラフトのAIRock AR-S762MLの特性が凄く違っていて面白く感じたんです。
この2本のロッドがどう違うのか比較していきたいと思います。
ダイワ 月下美人76L-T
今では月下美人はシリーズ化されてアジングモデルやメバリングモデル、そこからさらに様々な特性を狙ってグレード違いも含めて細分化してる、月下美人ブランドといった雰囲気です。
私が中古で手に入れた月下美人はというと、初期のモデルなのでしょう、MXなどのモデル名やアジングなどの狙いの釣り種の表記は在りませんでした。
簡単なスペックはというと
- 7フィート6インチ
- チューブラーティップ
- キャストウェイト:1〜7g
- ロッド重量:119g
で、使った感じはというと張りのある掛け調子のロッドで、C2000番のサハラをあわせると先重りしない感じでした。
感度は悪くなく、切れて漂ってる海藻が当たっただけでも「ドゥン」という感触が伝わってきます。モチロン魚のアタリも分かりやすいです。それ以外は静かな感じというか、神経質過ぎないというか不必要な情報は伝わってこない感じ。
モチロン魚は釣れますよ。
確か35cmのヒラセイゴと25cm位のメバルでした。この時はジグヘッド1.4gを使ってましたがアタリがはっきり分かりました。どちらも躊躇なく抜き挙げられましたし、バットが強いと感じましたね。
キャストウェイトも7gが上限ですが、私は15gくらいまでならフルキャストしていました。
メジャークラフト AIRock AR-S762ML
こちらは多分10年くらい前のロッドですかね。先端付近のガイドがかなり小さく当時の流行を感じられます。
- 7フィート6インチ
- ソリッドティップ
- キャストウェイト:0.4〜4g
- ロッド重量:86g
こちらも合わせるリールはC2000番のサハラです。
ソリッドティップの影響もあると思いますが、思いっきり先重りしてます。
一般的にはソリッドティップよりチューブラーティップの方が感度は良いと言われますが、私の月下美人と比較するとAIRockの方が感度が良いと感じました。
それは、メバルの啄む様なアタリはクッと重さに変換する様に、引ったくる様なアタリはコンッと気持ちの良い振動として伝えてくれます。ジグヘッドやプラグに当たる水流の変化も重さとして感じ取れます。
つまり、情報量が多いんです。アタリの振動もクリアーというか、細かい振動というか…、触ったのが海藻なのか魚なのか区別がつく感じです。
このロッドでも釣ってます。
この時の30cmのメバルも、その前に釣った28cmの時も抜け挙げられる感じではありませんでした。抜き挙げてロッドを立てたら折れそうな気がしたんです。
この時はタモを持ってなかったので、少し足場を降りて、なんとかリーダーを手繰って抜き挙げました。この後もそうやってキャッチしてたんですけど、いい加減タモ買いました。笑
キャストウェイトの上限4gに対して5gのメタルジグとかだと全く使える感じではないですね。ティップが柔らかいのもありますが、キャスト時に感じるロッドのしなりも大きく、無理してる感が凄いです。上限超えて使ってるんでロッドは悪くないですよ、無理そうなところまで使ってみる私が悪いんです。笑
そして、ついでにこの前買ったアジングロッドはというと…
テイルウォーク アジストTZ64SL
このロッドは現行モデルですね。買ったのは中古ですけど。笑
そしてこれまでの2本とは大きく違うのは長さとワンピースロッドということ。多少は軽量化に影響していると思います。
- 6フィート4インチ
- ソリッドティップ
- キャストウェイト:MAX5g
- ロッド重量:76g
こちらも合わせるリールはC2000番のサハラです。リールは使い回してますので比較には最適ですね!(ロッド毎にリールを変えてラインも変えられれば良いんですけど予算がね…。笑)
このロッドはソリッドティップなのに、まったく先重りしてません。バットエンドにアルミのウェイトがついているので重量バランスについてメーカーが気を遣っていると想像できます。(他のメーカーも見えないようにしてるだけでやってるとは思いますが。)
そしてそんなウェイトが付いているのに76g!かなり軽いです。竿先を挙げて操作するのが凄くやり易いです。1g前後のジグヘッドの重さが感じられますね。
アタリも凄くハッキリと伝わります。ワームの尻尾だけ咥えてるとか、フグに噛みちぎられる感じとかまで分かります。凄くクリアーに伝えてくれます。
とは言っても、最近使いはじめたので小サバとワカシしか釣ったことないんですけどね。笑
このロッドで、デカイ魚を釣った事がないのでどの位まで抜き上げられるかは未知数ですが、雰囲気的にはエアロックと同等、もしくはそれ以下の強さだと思います。
ルアーもメタルジグ 5gまでしか使ってませんが、投げるのは7g位なら問題なさそうです。巻く時にソリッドティップの部分がやはり柔らかく適切なウェイトで使った方がストレス無さそうです。(当たり前ですね。汗)
まとめ
ここまでの話をまとめると軽い方が感度が高く情報を多く伝えてくれる傾向にあります。
あえて他のものに例えると、ギターの弦を想像してください。細い弦は指の腹でなぞっただけで指紋のざらつきで音が鳴ります。ですが、太い弦はそれだけでは鳴りませんよね。どちらも必要な音は鳴らします。
ここ迄の話だと軽量なロッドの方が良いという感じですかね。軽量なロッドの方が疲れ難いですし、良い面もたくさんあります。
じゃあ、軽量なロッドの悪い面はというと、一般的に高価です!そしてカーボン含有率が高い為、扱いを間違うと簡単に折れます。実際に私は気に入っていたシーバスロッドを不手際で折ったことがあります。
重量が重いロッドはダメなのか?いえいえ、そんなことありません。
ロッドという製品としてメーカーから出ているものについては、アタリなど必要な情報は伝えてくれるはずです。そして、感度が良過ぎないというのも、早合わせでバラしてしまったりというのを防止できると思います。
そして、強い!折れにくいという事は、ゲストでセイゴなどが掛かっても、ロッドが強いので遠慮なく抜き上げられます。タモまで用意していない時などは心強いですよね。重いロッドの大きなメリットだと思います。
よく初心者用とか上級者向けとかっていいますが、その様な特性の違いや、扱いの雑さを許容してくれる強度があるかという事を端的に表現しているんだと思います。
ライトゲームロッドで軽量なモノは、50gを切るものも出てきていますが、私としては及び腰になってしまいます。根がかりを外そうとして折れたりしたらショックで寝込みそうですもん。予算に余裕があれば使ってみたいですけどね。笑
ライトゲームロッドは50g位〜120g位の幅があるので、その幅の中で軽量なモノは感度が良く、重いモノは強いというように想像しています。この考え方は他のジャンルでも同じだと考えてます。
ジャンル違いでの重量比較はなかなか難しいですね。使うラインも変わってくるから一概にロッド性能の差とはいえないので。
日々そんな事を考えたりしながら、中古ロッドを検索したりしてます。笑
今回も最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。皆さんのロッド選びの参考に少しでも協力できていたら幸いです。
ではでは、また。
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