こんにちは。TAKASEAです。
今回は先日の釣行時に発生した16BGのゴメクサスパワーハンドルの不具合についての解析と対策を書いていきたいと思います。
どうやって取り付けたものか等、これまでの経緯は下記の記事を読んでください。
ショアジギの最中にハンドルにガタが発生!
先日の釣行は、ゴメクサスのハンドルノブとシャフトを組んで最初の釣行でした。
開始から2時間半程経った頃、ハンドルのガタつきに気付きました。予備のリールを車に取りに戻り、残りの時間は予備リールを使いました。
ボウズだったので何事も無く終われましたが、魚が掛かっていたらリールのアームにもダメージがあったでしょう。
どこの部分に発生したのか?
ガタが発生する理由として考えられるのは…、
- アームにシャフトを留めているビスが緩んだ
- シャフトにハンドルノブを留めているビスが緩んだ
- ハンドルノブのベアリングが壊れた
以上の3項目になります。
3番のベアリングが壊れるというのは、殆どありえないので、1番か2番だと思いました。現地でパッと見た感じは1番のノブのビスが緩んだと思ったんですが、帰宅後に確認したら2番のシャフトを留めるビスが緩んでいました。
ビスの方は100均のマニキュアで塗装してあったのですが、塗装が割れたりはしていなかったので、大きくは動いていないと考えられます。
緩みの原因は…
原因として考えられるのが幾つかあります。
- シャフトの座面部分が小さいため面圧が上がりやすく、アームの座面が座屈しやすい。
- シャフトのアームに入る部分が短く、シャフトを倒す方向への入力に対して傾き易い。
上記の2点が主な原因だと言えると思います。他にも、アーム内径とシャフト外径のクリアランスがもっと狭い方が有利になりますが、組み付け性の問題も出てくる可能性があるのでしょうがないと言えるでしょう。
この原因から、リールを操作する事によってシャフトが倒れる方向に力が掛かり、アームのシャフト座面部分が当たるところは、黒い表面処理?がなくなりシルバーの下地が出るまで座屈していました。その為にビスの軸力が低下して、結果シャフトが緩んだという事だと推定しました。
対策は…
主原因はシャフトの寸法にあるとしても、それを大きくはできないので、他の部位にアプローチするしかありません。
私が考えたのは、デブコンというメーカーの金属パテで、シャフトとアームの隙間を埋めつつ接着する事で一体化してしまおうというもの。
シャフトの外径部に薄く塗り、アームに差込みます。アームの穴にデブコンを押し込んで穴を塞いだ状態でビスを締めます。はみ出したデブコンを丁寧に拭き取ります。
この工程を行い、24時間以上待ちます。
硬化確認ように余ったデブコンをとっておいたものを、2日経ったので爪で押してみます。
?!爪の跡がつく…。
これは失敗ですね。苦笑
確かにこのデブコン、十数年前に分けてもらったもので、適当なプラスチックケースに入れていたのでした。苦笑
待っても固まらないので、シャフトを外してパーツクリーナーを使い、デブコンを除去します。
後日、新しいデブコンを分けてもらったので、1回目と同様の手順でシャフトとアームの隙間を埋めるように入れます。
今度は24時間で固まってます。爪で押しても表面の樹脂っぽい部分には少しキズが付けられますがカチカチです。笑
コレでもう、シャフトとアームは一体化したはずです!笑
もし、次に不具合がでた場合の対処は想像したくありませんが、まあ大丈夫でしょう。
まとめ
このハンドルノブのカスタムはポン付では無いので多少トラブルが起こる事も想定してましたが、釣行時に起こるのは参りますね。
魚が掛かからなかったのは不幸中の幸いでした。
何かを変更した場合は不具合を想定して、余裕があるなら予備リールは持っておいた方が良いですね。
今回の件とは関係ないんですが、保険の意味も含めて、ハンドルノブのガタつめ用のシムを0.3mmから0.2mmに替えました。理由はクリアランスが0だとビスがどの程度着座してるか不明なので、ハンドルノブの取付はクリアランスがあるようにセッティングした方が良いと、思い直した為です。
今回も最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。コレでこのリールも問題無く使えるようになれば良いんですけどね。実験が必要ですね。笑
ではでは、また。
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