こんにちは。TAKASEAです。
私はロッドによる釣り味の違いなど、ロッドに興味があるみたいで、同じジャンルのロッドでも何本も買ってしまったりしています。なので自分の感じたことを整理する意味もあってロッドについてのレビューを書いていこうと思いました。
それによって私の経験値的なものも読み取っていただけるかと思いますので、私が過去に使ったロッドを私の感じたように片っ端から書いていこうと思います。
今回は、3本目に買ったショアジギングロッド、アブガルシア ソルティーステージ プロトタイプ ショアジギングXSJS-1062MH60について書いていきます。
このロッドは、メジャクラの3代目クロステージCRX-1062MHをメンテしていて、ガイドリングがガタついていることに気づいて購入することにしました。他にもクロステージに細かい不満があったという事も起因しています。
定価は¥37,400ですが、実売価格では¥26,000ほどでした。(購入直後のAmazonブラックフライデーをうまく活用できていれば¥21,000ほどで買えたはずですが…。泣)
ロッドスペックとメーカーコメント
- パワー:MH
- テーパー:レギュラー
- 全長:10.6ft/320cm
- 標準自重:232g
- 継数:2本
- ルアーウェイト:20~90g
- ベストジグWt.:60g
- PEライン:1.5~4.0号
- リーダーライン:~60lb
- カーボン含有率:100%
メーカーが公表しているスペックは上記の通りで、コメントはこのように書かれています。
“足場の高いポイント、さらに遠投が必要なシチュエーションにジャストマッチなモデル。ジグもプラグもレングス長を活かしたラインメンディングで自由自在に操れる抜群の操作性。メインターゲットは5kg前後の青物回遊魚。それ以上の大物にも耐える安心の高強度TAFブランクス。カンパチ・ヒラマサの鋭い突進をブランクス全体で受け止め吸収し、浮き上がらせるトルクあるTAFブランクス。元ガイド3つは、KWガイドのオールダブルフット&オールダブルラッピングガイドシステムで武装。”
この他に候補としてメジャークラフトのクロスライド5Gの1002MHも考えたんですが結果としてこちらを購入しました。
そのあたりの葛藤についてはこちらの記事に書いてますので気になる方は、ぜひ見てください。
ロッドの重さを実測してみると、235gでした。標準自重と殆ど変わりませんね。
インプレッション
長さは10ftジャストくらいでもいいかなーと考えていましたが、このロッドを使ってみると10.6ftでも問題ありませんし、この長さで良かったと思っています。235gと今までよりも軽量なロッド重量と、ティップからベリーにかけてが柔らかい印象です。
ジグをキャストした時の振り抜き感は爽快です。
キャストする時の感じは、今まで使っていた三代目クロステージよりも柔らかい印象で、初動はゆっくりのほうがタイミングがとりやすく感じます。というか最初から早く動いてもあまり変わらない感じがします。初動はゆっくり目でジグを射出する直前にパワーを込めて曲げこむ感じ…。うーん、まだ使いこなせている感じがしません。
ですが、8割ほどの力で軽く投げた感じでも三代目クロステージと同様の飛距離は出ています。
三代目クロステージは初動からスパッと最高速まであげてバットを曲げる感じでした。
投げた後のロッドの振れの収束がかなり良いと感じます。スッと収まる感じです。張りの強いロッドのようにピシッと戻るのではなく、スッと戻る感じ…。上手く説明できてない気がします。語彙力が足りませんね。笑
高弾性ではない感じがしますが、適度に張りがありシャキッとしてるというか…。そんな感じです。しなやかですけどベナンとしていない。
使いやすいルアーの重量は40~80g(それ以上の重さは使っていないので今のところ不明です。)が使いやすく、20g以下も投げれます。飛距離はあまり出ませんがこんなもんでしょうという感じ。この辺は三代目クロステージよりは多少投げやすいかなというくらい。
80gを操作する時も柔らか過ぎずに、シャくる動作でもロッドが曲がり過ぎず操作し易いと感じました。キャストの時には曲げやすく、シャくる時にはある程度シャキッとしてる、不思議に感じます。
横風や斜め前からの風を受けたときでも、リーダーとメインラインの太さの差が大きくなければ、ガイド絡みはかなり少ないと感じます。反面、太さに差がある状態で使っていて、第1ガイドにPEラインが絡んだことがありましたが、フルキャストだとシングルフットのためか絡んだところが滑らずに絡んでロックしてラインブレイクしました。自分が悪いといえばそうなんですけどね。
感度は硬い筒を伝わる様な内部で反響する感じではなく、ロッドの振動で感じられるというか…。例えば5gのジグヘッドに付けた4インチのシャッドテールワームの尻尾が振れるプルプルも伝わってきます。感度は良いですね。
今年は荒れた状況での釣りが多く60gのジグも導入して使うようになったんですが、このロッドも60gがベストウェイトなので当たり前かもしれませんがすごく使いやすいです。60gまで使うことを前提に購入したので、その点もよかったと感じています。そして80gを使ってみた感じ、まだ釣れてませんが80gも全然アリだと思いました。
ジグを投げた飛距離に関しては、かなり飛ぶと感じます。投げ方はジグを後ろ方向に振りだして、しっかりとロッドに重さを乗せてバットまで曲げる感じで振り抜くとかなり飛距離が出ます。そして、フルパワーでなくて8割ほどの力でヒョイっと投げてもかなり飛距離が出るので、不思議だし、すごく楽です。ウェイト違いによる飛距離に関しては80gは使い慣れていないせいか、60gの方が現状は飛んでいます。ベストウエイトが60gということなので、そういうものなのかもしれませんが。
このロッドで釣ったのは64cmのワラサ、50cm弱のイナダが3匹と、まだ釣行回数も少ないのでそれだけです。
掛けた後の感触としてはレギュラーテーパーで良く曲がり、魚の首振りや突っ込みを、ススっと吸収し、その曲がった分で浮かせる様な感じです。この特性はバラし難さに繋がると感じますし、身体の負担が少ないと思います。そして良く曲がって気持ち良いです。
イナダサイズなら全くパワー負けする感じもなく、ワラサクラスでも余裕を感じるくらいでした。
ガイドはFuji製。SiC-Sと呼ばれるリングが使われているそうです。使った感じは糸抜けが良い様に感じます。軽く投げても飛距離が出る要因にもなっていると感じます。
イナダなら問題なく抜きあげられ、それほど神経質に扱わなくてもロッドが折れてしまうことはないと感じます。ワラサはちょっと、買ったばかりで折れたら嫌だと思い無理せずにタモを使いました。笑
私が主戦場とするテトラ帯では、崩れテトラが多いポイントなどロッドを沖に出して躱したい時などは、この長さがあってよかったと感じます。
アブガルシア ソルティーステージ プロトタイプ ショアジギングXSJS-1062MH60の良いところ
- 使っていての気持ち良さ
- 10.6ftの長さを生かした飛距離
- 軽さ
プロトタイプと付いているだけあって見た目はシンプルですが、このロッド、塗装などの装飾は無いものの、グリップ周りの、ちょっとした部分が主張し過ぎてなくてカッコイイと思います。
そして、体感的な軽さや糸抜けの良さ、キャスト時や魚をかけた時の曲がり方など、使用感が気持ち良いんです。
振り切ることが出来るなら、ロッドは長いほど飛距離が出せるはずです。確かに軽く投げてもクロステージと変わらない距離を出せるので、飛距離は出てると思います。
単純に数値的な軽さということではなく、バランスが良く先の方が軽い感じがします。使用感が軽いといいますか、シャクったりする動きのなかで軽さを感じます。
こんな感じで凄く使いやすく感じます。
かなり気に入りました。
アブガルシア ソルティーステージ プロトタイプ ショアジギングXSJS-1062MH60の気になるところ
あくまでも、悪いところではなく気になるところです。
このロッドについて今のところ気になる点は感じません。もちろん悪いところも見当たりません。
このロッドについてというよりも、クロスライド5Gだったら、もっと飛距離が出せたのかなぁ…。とか気になっちゃってます。笑
冗談は置いといて、本当に今のところ不満点もありません。
まとめ
メーカーのホームページでも”10年ぶりのフルリニューアル”と書いてありますが、ソルティーステージのモデルチェンジのサイクルの長さは、ロッド開発の期間の長さとも考えられるでしょう。
価格的には、前に使っていた3代目クロステージの2倍程ですが、満足度はかなり高いです。
購入した2万円台中盤のロッドと考えるとかなり良いんじゃ無いかと思います。
おススメです!
これからもっと使い込んでいきたいと思っています。また新たな感想など有れば追記する様にします。
今回も最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。この前、釣り納めのつもりでショアジギングに行ったらボウズで納まらないままになってしまっています。年内になんでも良いから釣りに行ければとも思っています。
ではでは、また。
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