こんにちは。TAKASEAです。
ここ数日のSNSを観ていると念願の青物が鹿島灘で乱舞しています。
カタクチイワシに狂ったワラサやシーバスやヒラメ、その中に混じってブリの釣果も出ています!
それをスマホ越しに眺める私はというと…、夜勤で有休が取りにくい状況。
じゃあ、夜勤明けの朝活で…、とか思うと昼のうちに動物病院に行かなきゃいけなかったり、奥さんに頼まれて参加者の足りない町主催の料理教室に参加しなきゃならなかったりと、昼間にもなんやかんや用事が入ってきます。
とはいえ念願の青物が入ってきたんです。ショアからブリのチャンスなんて、滅多にありません!料理教室でブリの照り焼きを焼いている今も、青物は遠くに移動してしまうかもしれない!
23日の昼間は睡眠時間を削れば時間が作れます。やるなら今しかねえ!
世間は祝日。メジャーな釣り場は何処も激混みでしょう。いつもなら避けるパターン。それでも釣りに行きます!
今回はショアブリにチャレンジです!
あ、先に言っておきます。ボウズでした。でも過去最高にブリに近付けたと思える釣行でしたよ。
ポイントは
今回選んだポイントは鉾田エリアのメジャーなポイントです。
深夜の仕事終わりに移動するので、駐車できない可能性がありますが、その時は近場のマイナーポイントに移動するつもりです。
青物は神出鬼没。細かくポイントを選んでも回って来るとは限りません。それであれば可能性のある中から移動や釣りしやすさなど他の要素が快適な様にポイントを選ぶのもアリだと思っています。
潮汐は
日の出のタイミングで干潮潮止まりからの上げ。釣行予定時間は最大でも9時まで。できれば8時には現場を出たいです。
そう考えると非常に難しい気もしますが、今はチャンスなんです。この先も有るかもしれないし、無いかもしれない。
海に行かなければ…、ルアーを海に入れなければ、魚は絶対に釣れません。
深夜の脱出劇
この話は釣りとは直接の関係はありません。興味のある人だけ読んで下さい。
仕事が終わり順調に移動して、目的の駐車エリアに3:30頃に着きました。
事前に朝マヅメだけ釣りすると連絡していたATBさんも既に着いて車が停まっています。
駐車エリアには既に7〜8台停まっていて、奥の砂が柔らかめの所は、まだ空いているといった感じ。
普段の私なら早々に諦めて違う釣り場に移動します。
でも、ブリの誘惑で判断を誤りました。
私の車はハイエース2WDです。圧倒的な走破性の低さは自覚していたはずなのに…。
周りの車は普通車ばかりでした。柔らかそうだけど、大丈夫だろう。そう思ってスイッチバックしながら隣の車の横に停めようとバックしていると、「ヴー…」というエンジン音と車の進む感じのアンマッチと共にリアが下がる感じ!“ヤバい!!”咄嗟にアクセルから足を離し停車します。
隣の車よりも鼻先は1mほど出てますが、もう後ろには下がれません…。タイヤが深く埋まる前に、下がったのと逆に前に出ようとシフトをDに入れて、ゆっくりアクセルを踏込みます。
「ヴ〜。」エンジンの回転数は上がりますが車体は僅かに動くだけで、リアが更に下がる感触…。
あっさりスタックしました。笑
一度、車の外に出てみると、後部の地面が高いのもありますが、リアバンパーがかなり近い…。早めにアクセルを踏むのをやめたおかげでリアタイヤはそこまで埋まってはいません。
とりあえず、リアタイヤの前の砂を輪止めにならない様に削り、どうするか悩みます。
自分で運転席のピラーを押しながら手でアクセルを踏むとか考えましたが、コントの様に車が動いて、それを止められず目の前の段差に落ちるとか、失敗する未来しか想像できません。苦笑
少し押してもらえば出られそうな気もします。
周囲には既に釣りの用意をしている方々が少しいますが、何となく声をかけるのも気が引けます。
ATBさんを起こそうかな…。
少し考えて、もう1度自力脱出を試みてダメなら、誰かにお願いしよう。
運転席に乗り、サイドブレーキを強く引いたままアクセルを踏み込んで行きます。
「ヴウーー」エンジンの回転数が先程よりも上がります。それに伴い車も少しずつ前に出て、グリップする所まで出られました!
やりました!私の勝利です!
大抵のスタックの原因は、駆動輪の片側の荷重が抜けてそちらのタイヤだけが空転してしまう事で、前にも後ろにも進めなくなりスタックに至ります。
普通の道路でスムーズに走るためについてるディファレンシャルという機構の弊害です。
今回は、その荷重が抜けて空転しているリアタイヤにサイドブレーキで抵抗を与える事で、反対側のタイヤにも駆動力が加わる様になって脱出できました。
これはどの車でも効果がある訳じゃ無いですし、後輪駆動でも状況によっては、やはり出られない事もあるので、砂地では乗り入れる場所に注意が必要ですね。
大して時間は掛かりませんでしたが、このポイントを諦めて移動先に着いた時には4時になっていました。
ATBさんに、さっき迄の事と混んでいたので移動した事をLINEすると、すぐにこちらに来ると返信。笑
実釣
仮眠をするつもりだったのですが、ワクワクして全く眠くなりません。
ATBさんが来たので、まだ空いているヘッドランドに向かいます。
ヘッドランドで寝るつもりでしたが、やはりワクワクと、予想外の冷たい雨で眠れません。笑
話をしながら明るくなるのを待ちます。こういう時間も良いもんです。
うっすら明るくなってきました。
それぞれが良さそうと思うところに入って始めます。
開始すぐは想像よりも何もありません。
ですが集中してジグを投げます。ATBさんの竿が曲がり釣れたのはソゲでした。
そして、“また今日もボウズかなぁ。”なんて思い始めたころ。
フルキャストして中層をシャクっていると、カカッと金属的なアタリ!ギュゥっとアワセを入れます!
“重い!これはデカい。”
ブリクラスを想定して17BG4500Hはドラグを、かなり締め込んであります。そのおかげでラインは出ません。
アブのヘビーロッドはかなり深く曲がり、私が過去に釣ったワラサ65cmより、シーバス74cmよりも重く強い感じが伝わってきます。
ATBさんに「来たよ!多分青物!」群れならすぐにキャストすれば他のが掛かるはずです。
そんな余裕を見せたのが間違いでした。
一気に私の方に向かって走り始めました。思いっきり曲げていたロッドが戻り、一瞬バランスを崩します。
すぐに立て直してリールを思いっきり速く巻きますが、間に合いません。
テンションが抜けてしまいました。もしかして付いてないかなと巻きますが、ロッドにはジグの重みしかありません…。
やってしまった…。チャンスだったのに…。
手と足がガクガク震えます。初めて感じるサイズ感と動き的には青物だったので、姿が見えませんでしたが感動しました。
これがキャッチできてればね。良かったんですが。
その後は、沖に鳥山が何回もできてデカい水柱も起きます。鳥山が動いていきますが、ルアーの届く範囲に入りません。プラグのアピールで呼べるか?とも思ってプラグを使って見ますが、飛距離が落ちるので、イマイチな感じです。
私のタイムリミット8:15まで頑張りましたけど、その一回のバラシのみ。
隣の方はシーバスとヒラメを掛けていましたが、青物は私がいたポイントでは1匹も出ませんでした。
反省とまとめ
今回のバラシの反省は、
- ドラグを締めすぎだった事
- アシストフックのサイズをもう少し大きな物を使えば良かった事
上記の2点です。
因みに使っていたルアーはこれです。
ムーチョルチア60gとラインが少し長いですがそれなりのフック。
反省点を考えるのに、バラシに至った状況を、過去に釣った魚の状況から想像しました。
今回の魚のサイズには小さめなフックが口の比較的薄い部分に掛かり、ドラグがきつく思い切りロッドを曲げてゴリ巻きしたので、針穴が拡がってしまった。そこで手前に走られテンションが抜けた事で、フックが外れてしまった。
過去の釣りではこれらができていても、手前に走られ外れてしまうという経験はあるので、これをやっていれば絶対獲れたというものではないのと、相手が一枚上手だったという認識もあります。
絶対ではなくても、獲れる可能性が上がるならやるべきなので、具体的な対策を立てます。
- ドラグ設定は根があるか?魚は潜る性質なのか?この2点を考え適切に設定します。勿論周囲の状況もありますが。
- 大物を想定しているなら、フックサイズは上げる。フックが小さいなら、やはりドラグ値は下げる。
この2点です。
まとめとしては、今回の釣行は私にとって、手や足が震える程の感動を味わえた意味のある釣行でした。“大型青物は茨城のショアから届くところにも居る!”と実感できました。
チャンスを掴めなかった悔しさもありますが、遭遇できた嬉しさが上回ります。
今回の祭りは会場に行けませんでしたし、もうすぐ落ち着いてしまうでしょう。
でも大丈夫、私のモチベーションは下がりません。笑
今回も最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。頑張って今シーズン中に仕留めたいと思います。
ではでは、また。
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