こんにちは。TAKASEAです。
今回もATBさんとショアジギに行ってきました。台風18号が予報よりも沖に進んでくれたものの、影響が残ってるなかでの釣行でした。どんな感じだったのか書いていきたいと思います。
台風一過の釣行
予報ではかなり風が強い予報でしたが、当日朝になってみると、台風が沖に進んでいて若干ですが風が弱まってショアジギをするには問題無さそうです。
問題…、というか気を付けなければならないのは波とウネリです。
今回は波高1.5mでウネリが1.1mだったかな。で周期がどちらも8秒…。周期が同じという事は合成波ができやすいと思います。そしてかなり沖ですが台風18号があるので波が合わさって一発大波の可能性もありますね…。
合成波って何?という方は以下の気象庁の波についてのリンクを参照してみて下さい。三角波、一発大波など外海で釣りする方は知っておくべき知識だと思います。
外海での釣りは油断大敵ですね。
今回は堤防です。もちろん夕方のニュースとかを賑わせる事のあるポイントではありませんよ。笑
そんなこんなで、夜明け前から様子を観ながらポイントに入ることにします。
現地に着くと、やはりウネリが結構あります。ここは先端の方が海面に近くなっている為、手前の高い所で待機して様子見している方々が5、6組いるでしょうか、そして足場が低くなってから1/3程度進んだところに1組。
挨拶しながら状況を聞いてみると、先端に居たけどウネリがヤバいので戻ってきたとのこと…。そうでしょうな。夜は沖の波が見えないので、波が手前に来て気付くため本当に怖いです。
とりあえず、ソコで話をしながら様子見していると、他の2人組が先端に向かって歩いて行きます。躊躇いが無いので、ある程度の経験と波に足元を洗われる覚悟なんでしょう。
私はそんな覚悟はないので、ATBさんと様子を観ながら先に進みます。先端から1/3程の所で乾いてるポイントがあったので今回はココに決めました。乾いてるという事は、少なくとも夜中から今までは波を被ってない足場という事はいえます。釣果を優先するなら潮通しの良い先端ですが、私としては安全優先です。ただでさえリスクの多い釣りをやってる自覚はあるので、その中では極力リスクを減らしたいと考えています。
朝日が出て明るくなってきました。
この時期は堤防は凄く混みます。私もその1人なんですが、夜が明けると私よりも先には20人ほど、根元側に15人ほど居ました。
そんな状況なので基本的に正面にしかルアーを投げられません。
表層からボトムまで探りますが、なかなかアタリません。できれば流れを探したり曳く向きを変えたりするのに斜めに投げたいですが無理ですね。
そうこうしていると大きめのウネリが入ってきます。私の立ち位置は地形変化があるのかスッと波頭が下がって飛沫などもほぼ有りません。ですが根元に近い側に波が上がりました。ソコでやってた方のバッカンやクーラーボックスが流されて海面に落ちました。掬おうとしてますが堤防から少し離れてしまったので諦めたようでした。
鳥も飛び始め、雰囲気は抜群ですが鳥山になるわけでもなくという感じ。ウネリも含め海の様子を観ながら続けます。
先端から手前5番目辺りの人が竿を曲げてます。観てるとワカシ〜イナダ ?位のサイズの青物。こりゃ一気に釣れ始まるか?と思いきや私を含め他は誰も釣れてない…。他に30cmない位のサバも少し釣れてるけど、狙いはそれじゃ無いのでスルーして黙々と探ります。
全く釣れません。周りの方も単発でイナダを釣った1人のみで他には全くです。
風はそこそこ吹いているし、波やウネリもあるのに潮の流れがかなり弱いです。
それでもなかなか見切りを付けられずにやっていると、堤防先端に当たる波頭が確実に堤防より高いのがきました!
「ATBさん!波ヤバい!来るよ!!」
叫びながら荷物の所に戻り荷物を持ち上げながら、横目で見ると声に反応したATBさんも荷物を持ち上げてます。
直後に足首ほどの厚みの海水が足元を洗っていきます!
フーッと息をついていると、その波で荷物を流された10人ほどの方々がバッカンやクーラーボックス、バックに向けて持っていたルアーで引っ掛けようと必死になっています。中には「ロッド流された〜…!」って言ってる人もいます。
私たちが投げていた辺りは、足元に荷物が沢山浮いて、それに殺到する人達でいっぱいになってしまいました。
まあ、しょうがないのと、波が足元まで上がってくる状況では釣りに集中できないので移動する事にしました。
脛あたりまで濡れただけで済んでラッキーでした。油断大敵ですね。
足場の高いエリアは既に人がいっぱいだったので、テトラ帯まで戻るとBBさんが居ました。
テトラ帯での釣行
先端付近であった事とか話して、無事で良かったと笑い合いました。笑
テトラ帯周辺も渋い状況は変わらない様でしたが、鳥が飛び始めたので少しやってみることにします。鳥の飛んでるあたりまではジグが届きません。
ですがジグを投げてみると、先端付近よりも潮が強く流れていて期待はできそうです。それにジグを引いてくると5cm位の細身の小魚がピンピン跳ねて逃げます。ベイトも居るって事ですね。
流れについたヤツが居るかもな…、そんな事を考えてたら足元のテトラにジグを引っ掛けてしまい痛恨のロスト…。
油断大敵と学んだばかりなのに…。
荷物を置いた所まで戻ってスイベルとスプリットリングを組み合わせてリーダーを結びます。
次に選んだジグはジークのジースラッシャー40gです。カラーはシルバーにグローストライプ。ベイトを意識してのチョイスです。
結構細身で、やや後方重心、晴天なのでシルバーグローストライプを選んでみました。
そして海を見てみるとテトラ帯から手前70m程の茶色い濁りの奥に、薄らと黒っぽくベイトボールの様なものがあるのが見えます。鳥は飛んでいませんし、ハッキリとしていないので違うかもしれませんが、ベイトなら沈んでいるんでしょう。流れもあってベイト?も居て手前の濁りに押しつけて捕食してるのかもしれません。
準備をして、先程の足場に戻ります。向かい風なので丁寧にだけど強くライナー気味に遠投します。
正面だと左から右に流れている潮に流されて思ったラインを引けません。
少し潮上の左斜めに投げてボトムまで落とします。状況的に居ても活性は高くはなさそうなので早くなり過ぎない様に気をつけながらワンピッチジャークをします。
そして3投目、ボトムをとってワンピッチ10回で再度ボトムを取り直し3シャクリ目でググッと引き込まれるあたり!フォール中に咥えてたんでしょうね。
まあまあの引きをしますが大きくはなさそうです。でも激渋の中の貴重な1バイトをバラしたくないので丁寧にやりとりします。
足元でテトラに擦られますが無理せず耐えます。深い所で掛けたので寄せる前に浮かせきれませんでした。
抵抗が弱まって、ラインテンションも緩んだタイミングで一気に巻いて浮かせて抜き上げます。
40cm位のイナダでした。大きさの割に良く引いたなと思いました。
バッカンで血抜きをしつつ次を狙ったんですが、続きませんでしたね〜。笑
まぁ、そんなもんです。ベイトの影っぽいのも沖の届かない辺りに移動してしまいましたし。
ベイトは殆ど消化されてましたが小さめのカタクチイワシが入ってました。
今回は10時に上がる予定で、時間まで頑張ってみましたが、それ以降はアタリもチェイスも無かったです…。
魚も朝に先端で上がってたイナダが1匹と25cm程のサバが少々、他は私の釣ったイナダそれくらいしか見かけませんでしたね。激渋でした。
今回の反省
今回はウネリの強い日になんとか釣りをしたくてヘッドランドよりは足場の高い堤防を選んだんですが、堤防には堤防の怖さがありますね。
足場が乾いてるポイントで始めたものの常にウネリには注意していたので、それが大事に至らなかった理由かなと思います。荷物を流されてしまった方々は結構荷物から離れたりしてましたしね。荷物で済んで良かったという考え方も出来ますけどね。
私が帰る時まで先端でやってた方々も居ましたが、危ない気はします。私は足元が少し洗われるだけでもソコは止めようと思いました。
そして、釣果に関してはうまいこと流れとベイトを見つけられて、結構遠かったので飛距離が必要だったんですが、今回もスペーサーラインシステムに助けられたと実感しました。やはり魚のいるところまでジグが届かなくては釣れないですし。
今回も最後まで読んで頂いて、ありがとうございます。渋い状況でも一本獲れたので良しとしてますが、なんとかワラササイズを今年中に獲りたいですね。
ではでは、また。
今回のヒットルアー
ベイトが細身の時はオススメです。割と飛距離もでます。
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